外の空気 1日目夜
だいぶ日にちがたってしまったがインドでゆっくり書いてる場合でもなかった。帰ってきたのでゆっくり記録しておこう。
インド1日目夜はやっぱりカレーだった。とあるレストランに入った。
マトンのキーマ、チキンティッカマサラ、ライス、ライムジュース
頼んでもいないのにまるごと玉ねぎのサラダが出てきた。カレーは非常にスパイシーで油が多い。米は細長く歯ごたえがあるが粘り気は少ない。カレーによく絡みやすい気がする。
ライムジュースはぬるくてしょっぱい、そしてすれた臭いがした。初日からインドを警戒しまくっていた私は残してしまった。こんなところでお腹を壊していられないのだ。
あとから知ったのだがこのジュースに入っていた塩は硫黄の匂いのする塩だった。運転手にもらったキャンディも同じ味がして分かった。
カレーの量、油の量にお腹が耐えられず、結局半分ほど残してしまった。おそらく3人ほどで食べる量だった。会計も予想の3倍ほどかかった。
インドの物価はこのようなレストランだと日本より高いように感じた。カレーは一食600ルピー、1000円ほど、米は別料金である。
ちなみにこのあと運転手にビールを買ってきてもらったのだが、一本200ルピー、300円ほどである。えらく劣化していてついに飲み切ることができなかった。
ホテルでの夜、飛行機の長旅の疲れや、ニューデリーの混沌、初日からまんまと旅行代理店で大金を使ってしまった惨めさになかなか寝付くことができなかった。
そとは相変わらず夜中までクラクションが鳴り響く。廊下でヒンデュー語で話す男の声。空耳かもしれないが、「ジャパニーズ、、、」と聞こえた気がした。日本人がいる、と。この先数日間一体どうなってしまうのか。
確か、旅行代理店の男はニューデリーで選挙だからここにはいないほうがいい、と言っていた。しかしインターネットで調べてもそれらしい記事は出てこない。本当なのだろうか、そして明日、運転手の彼は訪れるのだろうか。
インド人はどいつもこいつも、、、なのだろうか。誰も信じられなくなってしまった。外の空気を吸うのが、怖くなってしまった。
つづく