satoshinocurry’s diary

月曜と木曜はスパイスカレーの日!カレーを作ったら紹介します。

生クリームとカシューナッツのコクアジチキンカレー

こんばんは。さとしです。

スパイスを引き立てる要素は塩と油だと思ってます。味の薄いカレーは印象がぼんやりしてしまうし、油が足りないと十分にスパイスの香り成分を全体になじませることができないからです。

 

入れすぎてもいけないのが難しいところです。ただ、保守的になって控えめにしてしまいがちなので一度外れていってもいいかと思います。てことで今日は油をたっぷり使うことを意識したカレーにします。生クリームやカシューナッツを使ったのでコクが出ますがしっかり香りがならないとくどくなる。さてどんな仕上がりになるんでしょうか。

 

 

レシピ 4人前

鳥もも肉 250g

生クリーム 100cc

ゆで卵 三個 四等分にカット

玉ねぎ 一個 みじん切り

かごめトマトペースト  一袋

にんにく 三個 みじん切り

しょうが  ひとかけ みじん切り

カシューナッツ すりつぶしてペースト状に、荒くても良い

塩 小さじ1

油 たっぷり、5-60ccほど。フライパンの上で泳ぐようなイメージの量。カルダモンが浸る

水 300cc

 

ホールスパイス

カルダモン 三個

クローブ 二個

シナモン ひとかけ

 

パウダースパイス

コリアンダー 大さじ1

ターメリック 小さじ1

チリペッパー 小さじ1

 

ざっくり手順

1.油でホールスパイスを炒める。というか揚げるような感じ。火力は強め。カルダモンはたまに爆発するので注意。その後、にんにく、しょうがを入れ、玉ねぎも加える。火力を上げても油が多いのでこげつかない。色が濃くなってきたら水を少し加え高らかな音とともに玉ねぎがより茶色く色ついてくる。これは旨味成分、いわゆるメラノイジンである。ところで最近出たサントリーコリアンダーの入ったビールでラベルに「旨味麦芽使用」と書いてあったが、これはメラノイジンモルトという、モルトをトーストして糖分をメイラード反応させたモルトのことである。んで、うまみでろーうまみでろーってこの炒め作業は大事なんです。手は抜かないように。

2.炒め上がったらカシューナッツ、トマトを加え、その後パウダースパイスを加え火を弱め均一になるように混ぜる。塩も加える。

3.鶏肉を加え焼き色をつけたら水300cc、生クリームを加え沸騰させたら火を弱め弱火でコトコト煮る。20分ほど。仕上げに卵を加え軽くあえたら完成。鶏肉に火がちゃんと入ってればオッケー。

 

 

生クリームのコクが強いがスパイスの香りがしっかりと乗って、特にカルダモンが爽やかな印象を与えてくれるため、全体としてバランスがとれている。トマトの酸味も良く、その色味がなんといっても良い。ほろほろの鳥もも肉がボリューム満点で濃い味のソースでいくらでもご飯が食べられる感じ、まあ脂っこいから食べ過ぎると胃もたれするけど。たまに出会うカシューナッツの食感、ゆで卵のふにゃりとした食感も楽しい。ただ、もう少し酸が欲しいかもしれない。レモンを加えてもいいかもしれない。ヨーグルトでもよいかも。

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